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Journal · 色の使い方 04

紅葉の色を、にぎやかにしすぎない配色

紅葉の赤やオレンジは、それだけで秋らしさが出る色です。ただ、鮮やかな色をいくつも広く使うと、画面が落ち着きません。主役を1色に決めるだけで、同じ6色がすっきりまとまります。

·COLOR JOURNEY·読了 約3分

Tohoku Autumn のカラーパレット。#5C2A1F、#A1422A、#D56B2D、#E8A23B、#C6A15E、#F8F1E6 の6色
この記事で使うパレット「Tohoku Autumn」

主役の色は、ひとつだけ

Tohoku Autumn には、紅葉のオレンジ #D56B2D と、イチョウのような黄色 #E8A23B という、鮮やかな色が2つ入っています。どちらもきれいな色ですが、両方を広く使うと、色どうしが目立とうとして、画面がにぎやかになりすぎます。

秋らしさを出したいときほど、主役の色はひとつに決めます。ここではオレンジを主役にして、黄色は小さな点にとどめます。

広い面は淡いクリーム色、文字は濃い茶色、オレンジは1割だけ。黄色は、この1割の中のさらに小さな点に使います。

Tohoku Autumn の役割分担

いちばん明るい #F8F1E6 を背景にしたときの、6色の役割です。

色役割使い方背景とのコントラスト比
#F8F1E6ベース背景全体—
#C6A15Eベース線、区切り、写真の縁2.2 : 1
#E8A23Bアクセント小さな飾り、イラストの差し色1.9 : 1
#D56B2Dアクセント主役の帯、大きな見出しの飾り3.1 : 1
#A1422Aメインボタンの背景、小見出し5.6 : 1
#5C2A1Fメイン本文と見出し10.4 : 1

本文には、いちばん濃い #5C2A1F を使います。背景との差は10.4対1あり、小さな文字でも読みやすい色です。ボタンは #A1422A を背景にして、文字を #F8F1E6 にします。こちらも5.6対1で、Webの基準(WCAG)の4.5対1を満たします。

主役のオレンジ #D56B2D は3.1対1です。大きな見出しなら使えますが、本文には足りません。黄色の #E8A23B と、くすんだ金色の #C6A15E は3対1に届かないので、文字には使わず、面や線だけに使います。

よくある失敗と直し方

Autumn collection

山が、いちばん赤い日。

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失敗黄色を背景に広く使い、その上にオレンジと白い文字を重ねている。にぎやかで、文字も読みにくい。

Autumn collection

山が、いちばん赤い日。

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改善背景は淡いクリーム色、文字は濃い茶色。鮮やかな色はボタンと小さな飾りだけにして、秋の色が引き立つ。
  1. 鮮やかな色を、2つとも大きく使う。オレンジと黄色の両方を広い面に使うと、どちらが主役か分からなくなります。片方を主役にして、もう片方は小さな点にします。
  2. 明るい色の上に、白っぽい文字を載せる。#E8A23B の上の #F8F1E6 は1.9対1しかなく、ほとんど読めません。黄色の面に文字を載せるなら、#5C2A1F を使います(5.4対1)。

秋の色に、もう1枚

紅葉の色に、ほかのパレットの色を少しだけ足すと、雰囲気を変えられます。苔の緑を添えれば落ち着いた印象に、深い紫を添えれば夜の紅葉のような印象になります。

まとめ

紅葉の色を上品に使うコツは、鮮やかな色をひとつだけ主役にして、残りは淡い背景と濃い文字に任せることです。色の数を減らすのではなく、目立たせる色の数を減らすと考えると、うまくまとまります。

Try it

Tohoku Autumn のページで、オレンジの #D56B2D をタップしてみてください。ページ全体がその色を主役にした配色に切り替わります。

参考:Understanding Success Criterion 1.4.3: Contrast (Minimum)(W3C)。コントラスト比は WCAG 2.2 の計算式で算出しています。