色差(ΔE)とは
読み:しきさ英語:Color difference (Delta E)
更新日:2026年10月31日
ひとことで
色差とは、2つの色がどのくらい違って見えるかを数値で表したもので、ΔE(デルタイー)という記号で表されます。
ひとに説明するなら
「色差は、2つの色の『違いの大きさ』を数字にしたもの。0なら同じ色で、数字が大きいほど違う。見本の色と、刷り上がった色がどのくらいずれているかを確かめるときなんかに使う」
色の違いを、数字にする
「この2つの色、少し違う気がする」という感覚は、人によって受け取り方がばらばらです。色差は、その違いを数値にすることで、誰にとっても同じ物差しで比べられるようにしたものです。
色差は ΔE(デルタイー)と書きます。Δ(デルタ)は「差」を表す記号です。0 なら同じ色で、数字が大きいほど違いが大きくなります。
ΔE00 = 1.99
計算のしかたは、いくつかある
色差は、色を人の見え方に近い空間(CIELAB など)に置き、その間の距離として計算します。いちばん古いのは、単純な距離をとる CIE76 という方法です。
ただ、人の目は色によって違いの感じ方が違うため、その後、見え方に合わせて補正した CIE94 や CIEDE2000 という計算方法がつくられました。今は CIEDE2000 がよく使われます。同じ2色でも、計算方法によって数値は変わるので、比べるときは方法をそろえます。
どこで使われているか
印刷や塗装、工業製品の色の検査で、見本と実物の色のずれを確かめるのに使われています。「ΔE がいくつ以内なら合格」というように、基準を決めて管理します。
パソコンの画面の性能表示で「ΔE 2 以下」のように書かれていることがあるのも、この色差です。正しい色との違いが小さいことを示しています。
よくある勘違い
勘違いΔE の数値は、どの計算方法でも同じ
ほんとうはCIE76、CIE94、CIEDE2000 など、方法によって数値が変わります。比べるときは方法をそろえます。
勘違いカラーコードの数字の差が小さければ、色差も小さい
ほんとうはカラーコードの差と、見た目の違いは一致しません。見え方に近い空間で計算した色差で比べます。
COLOR JOURNEY で使うには
COLOR JOURNEY のパレットの色を、別のツールで扱ったり、印刷したりしたときに、どのくらいずれたかを確かめるのに色差が役立ちます。図1で、もとのカラーコードと、再現した色のカラーコードを比べてみてください。
参考になるパレット
クイズ
ΔE が 0 のとき、2つの色は?
同じ色
正解です。答えは「同じ色」。色差がないので、同じ色です。
補色
ちがいます。答えは「同じ色」。色差がないので、同じ色です。
いちばん違う色
ちがいます。答えは「同じ色」。色差がないので、同じ色です。
色差の数値を比べるときに大切なのは?
計算方法をそろえる
正解です。答えは「計算方法をそろえる」。計算方法によって数値が変わるので、同じ方法どうしで比べます。
色の名前をそろえる
ちがいます。答えは「計算方法をそろえる」。計算方法によって数値が変わるので、同じ方法どうしで比べます。
画面の大きさをそろえる
ちがいます。答えは「計算方法をそろえる」。計算方法によって数値が変わるので、同じ方法どうしで比べます。
よくある質問
色差とは何ですか?
2つの色がどのくらい違って見えるかを数値で表したものです。ΔE(デルタイー)で表します。
ΔE はどう計算しますか?
色を人の見え方に近い空間に置き、その距離として計算します。今は CIEDE2000 という方法がよく使われます。
画面の「ΔE 2 以下」とはどういう意味ですか?
正しい色との違いが小さいことを示す性能表示です。数値が小さいほど、正しい色に近い表示です。








