原色とは

読み:げんしょく英語:Primary color

更新日:2026年10月31日

ひとことで

原色とは、混ぜ合わせて多くの色をつくるときの、もとになる色のことです。日常では、混じりけのない鮮やかな色という意味でも使われます。

ひとに説明するなら

「原色には2つの意味があるよ。ひとつは三原色のような『色をつくるもとの色』。もうひとつは、日常で『原色の服』と言うときの、真っ赤や真っ青みたいな、混じりけのない派手な色のこと」

2つの意味

色の世界でいう原色は、三原色のように、ほかの色を混ぜてもつくれない「もとの色」のことです。光なら赤・緑・青、インクならシアン・マゼンタ・イエローがそれにあたります。

いっぽう、日常の会話で「原色っぽい」と言うときは、灰色や白が混ざっていない、いちばん鮮やかな状態の色を指すことがほとんどです。色の言葉でいえば、彩度がとても高い色です。

赤(R)#FF0000
緑(G)#00FF00
青(B)#0000FF
シアン(C)#00FFFF
マゼンタ(M)#FF00FF
イエロー(Y)#FFFF00
図1 画面の上での、光の三原色と色料の三原色。どれも彩度がいちばん高い状態です。

目立つけれど、読みやすいとは限らない

原色はよく目立ちます。ただ、目立つことと、読みやすいことは別の話です。

たとえば、画面上の純粋な赤(#FF0000)と純粋な緑(#00FF00)は、どちらも強い色ですが、明るさの差で見るとコントラスト比は 2.91:1 しかありません。本文に必要な 4.5:1 には届かず、文字を乗せると読みにくくなります。鮮やかな色どうしを同じくらいの明るさで隣り合わせると、境目がちらついて見えることもあります。

あAa文字の見え方

2.91:1

  • AA 本文の文字(4.5:1 以上)不合格
  • AA 大きな文字・図形(3:1 以上)不合格
  • AAA 本文の文字(7:1 以上)不合格
図2 鮮やかな赤と緑の組み合わせ。色は強くても、明るさの差は小さいことが分かります。

デザインで原色を使うなら

原色は、少しの面積でも強く主張します。広い面に使うと目が疲れやすく、ほかの色が負けてしまいます。

使うなら、ボタンや印など「ここを見てほしい」小さな場所にしぼるのが基本です。広い面には、彩度や明るさを少し落とした色を合わせると、原色が引き立ちながら、全体は落ち着いて見えます。

よくある勘違い

勘違い原色を使えば、何でも目立って伝わりやすくなる

ほんとうは目立ちはしますが、明るさの差が小さいと文字は読みにくくなります。読みやすさはコントラスト比で確かめます。

勘違い原色は「赤・青・黄」のこと

ほんとうは何の原色かによって違います。光なら赤・緑・青、インクならシアン・マゼンタ・イエローです。

COLOR JOURNEY で使うには

景色の中の原色は、花や木の実のように、ほんの一部に現れることがほとんどです。デザインでも同じように、原色は小さな面積で使うと、景色のように自然に目を引きます。

鮮やかな色を探したいときは、COLOR JOURNEY の「vivid」の印がついたパレットを見てみてください。

参考になるパレット

クイズ

  1. 画面の上で、光の原色にあたるのはどれ?

    赤・緑・青

    正解です。答えは「赤・緑・青」。画面は光で色をつくるので、赤・緑・青が原色です。

    赤・黄・青

    ちがいます。答えは「赤・緑・青」。画面は光で色をつくるので、赤・緑・青が原色です。

    白・黒・灰

    ちがいます。答えは「赤・緑・青」。画面は光で色をつくるので、赤・緑・青が原色です。

  2. 純粋な赤と純粋な緑を重ねた文字が読みにくい理由は?

    色が鮮やかすぎるから

    ちがいます。答えは「明るさの差が小さいから」。読みやすさを左右するのは明るさの差です。この2色のコントラスト比は 2.91:1 しかありません。

    明るさの差が小さいから

    正解です。答えは「明るさの差が小さいから」。読みやすさを左右するのは明るさの差です。この2色のコントラスト比は 2.91:1 しかありません。

    補色だから

    ちがいます。答えは「明るさの差が小さいから」。読みやすさを左右するのは明るさの差です。この2色のコントラスト比は 2.91:1 しかありません。

よくある質問

原色とは何ですか?

混ぜ合わせて多くの色をつくるときの、もとになる色です。日常では、混じりけのない鮮やかな色という意味でも使われます。

原色と三原色の違いは?

三原色は、もとになる3つの色の組み合わせのことで、その一つひとつの色が原色です。

原色を使ったデザインが落ち着かないのはなぜですか?

原色は彩度が高く、少しの面積でも強く主張するためです。広い面には彩度や明るさを落とした色を合わせると、落ち着きます。

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