彩度とは
読み:さいど英語:Saturation / Chroma
更新日:2026年10月31日
ひとことで
彩度とは、色の鮮やかさの度合いのことです。彩度が高いほど鮮やかに、低いほどくすんで灰色に近づきます。
ひとに説明するなら
「彩度は鮮やかさの物差し。高いと、はっきりした派手な色。低くしていくと、だんだん灰色が混ざったようになって、最後は色みのない灰色になる」
鮮やかさの物差し
彩度は、色の三属性(色相・彩度・明度)のひとつです。同じ赤でも、絵の具そのままの赤は彩度が高く、灰色を混ぜた赤は彩度が低くなります。
彩度をいちばん下げると、色みがなくなり、無彩色(灰色)になります。
hsl(210 70% 50%) → #2680D9
彩度と、印象
彩度の高い色は、元気で、にぎやかで、よく目立ちます。彩度の低い色は、静かで、落ち着いていて、大人っぽく見えます。
同じ写真でも、彩度を少し下げるだけで、ぐっと穏やかな空気になります。最近よく聞く「くすみカラー」は、彩度を低めにした色のことです。
表し方によって、彩度の意味が少し違う
CSS の HSL では、彩度は S(Saturation)として 0〜100% で表します。ただ HSL の S が 100% でも、黄色と青では鮮やかさの感じ方が違います。
OKLCH では、鮮やかさを C(Chroma、クロマ)として表します。こちらは人の見え方に近づけて作られているので、数値が近ければ、見た目の鮮やかさも近くなりやすいのが特徴です。マンセル表色系でも、鮮やかさは「クロマ」と呼ばれます。
映像や写真の彩度
写真や映像の彩度を上げると、色ははっきりします。ただ、肌は赤みや黄みが強くなりやすく、空は不自然な青になりがちです。
彩度を調整するときは、肌と空を目安にして、自然に見える範囲で止めるのがコツです。肌の色を守りながら鮮やかさを調整できる項目を用意している編集ソフトもあります。
よくある勘違い
勘違い彩度が低い色は、暗い色である
ほんとうは彩度と明るさは別の物差しです。彩度が低くても明るい色(明るいグレージュなど)はたくさんあります。
勘違い彩度を上げるほど、写真はきれいになる
ほんとうは上げすぎると肌や空が不自然になります。印象を変えるための調整として、少しずつ使います。
COLOR JOURNEY で使うには
COLOR JOURNEY のパレットには、彩度の低い色でまとめたものに「muted」、鮮やかな色を含むものに「vivid」の印がついています。落ち着いた雰囲気をつくりたいときは muted のパレットから、目を引く色がほしいときは vivid のパレットから探すと見つけやすくなります。
LUT も同じで、効き具合を強くするほど、彩度の変化も大きくなります。まずは弱めにかけてみてください。
参考になるパレット
クイズ
彩度をいちばん下げると、色はどうなる?
黒になる
ちがいます。答えは「灰色(無彩色)になる」。彩度がなくなると色みが消え、灰色になります。明るさは別に決まります。
灰色(無彩色)になる
正解です。答えは「灰色(無彩色)になる」。彩度がなくなると色みが消え、灰色になります。明るさは別に決まります。
白になる
ちがいます。答えは「灰色(無彩色)になる」。彩度がなくなると色みが消え、灰色になります。明るさは別に決まります。
「くすみカラー」に近いのはどれ?
彩度が低めの色
正解です。答えは「彩度が低めの色」。くすみカラーは、彩度を低めにした落ち着いた色のことです。
明度が高い色
ちがいます。答えは「彩度が低めの色」。くすみカラーは、彩度を低めにした落ち着いた色のことです。
色相が赤い色
ちがいます。答えは「彩度が低めの色」。くすみカラーは、彩度を低めにした落ち着いた色のことです。
よくある質問
彩度とは何ですか?
色の鮮やかさの度合いです。高いほど鮮やかに、低いほど灰色に近づきます。
彩度と明度の違いは何ですか?
彩度は鮮やかさ、明度は明るさです。別々の物差しなので、明るくて彩度の低い色もあります。
彩度とクロマは同じですか?
どちらも鮮やかさを表しますが、計算のしかたが違います。OKLCH やマンセル表色系では、クロマという言葉を使います。
写真の彩度はどのくらい上げればいいですか?
決まった数値はありません。肌と空が自然に見える範囲で止めるのが目安です。









