ダイナミックレンジとは
読み:だいなみっくれんじ英語:Dynamic range
更新日:2026年10月31日
ひとことで
ダイナミックレンジとは、カメラや画面などが扱える、いちばん暗いところからいちばん明るいところまでの幅のことです。
ひとに説明するなら
「ダイナミックレンジは、明るさの守備範囲。広いカメラほど、まぶしい空と暗い室内を同時に写しても、どちらもつぶれずに残せる。狭いと、空が真っ白になるか、部屋が真っ暗になる」
明るさの守備範囲
晴れた日の窓辺で室内を撮ると、窓の外が真っ白になったり、部屋の中が真っ暗になったりします。カメラが一度に扱える明るさの幅(ダイナミックレンジ)を超えているためです。
ダイナミックレンジが広いほど、明るいところも暗いところも、情報を残したまま写せます。
段の数は説明のためのイメージです。実際の幅は、機材や設定で変わります。
「段(ストップ)」で数える
ダイナミックレンジは、「段」または「ストップ」という単位で表すことがよくあります。1段上がるごとに、光の量は2倍になります。
「ダイナミックレンジが1段広い」ということは、2倍の明るさの差まで扱える、ということです。数段の違いでも、空の雲が残るかどうかのような、はっきりした差になります。
白飛びと黒つぶれ
扱える範囲より明るいところは、真っ白になって中身がなくなります。これが白飛びです。扱える範囲より暗いところは、真っ黒になって中身がなくなります。これが黒つぶれです。
どちらも、あとから色を調整しても戻りません。撮るときに、何を残したいかを決めて露出を合わせることが大切です。Log 撮影は、限られたダイナミックレンジを、できるだけ使い切るための工夫のひとつです。
よくある勘違い
勘違いダイナミックレンジは、カメラの画素数のこと
ほんとうは画素数は細かさ、ダイナミックレンジは明るさの幅です。別のものです。
勘違い白飛びした部分も、編集で戻せる
ほんとうは白飛びした部分には情報が残っていないので、戻せません。
COLOR JOURNEY で使うには
COLOR JOURNEY の LUT で雰囲気をのせるときも、白飛びや黒つぶれは戻りません。明るい空を含む場面では、空が飛ばないように撮っておくと、LUT の色がきれいにのります。
参考になるパレット
クイズ
ダイナミックレンジが1段広いと、扱える明るさの差は?
2倍
正解です。答えは「2倍」。1段ごとに、光の量は2倍になります。
10倍
ちがいます。答えは「2倍」。1段ごとに、光の量は2倍になります。
変わらない
ちがいます。答えは「2倍」。1段ごとに、光の量は2倍になります。
白飛びとは?
明るすぎて情報がなくなった状態
正解です。答えは「明るすぎて情報がなくなった状態」。扱える範囲より明るいところが、真っ白になって中身がなくなった状態です。
色が薄くなった状態
ちがいます。答えは「明るすぎて情報がなくなった状態」。扱える範囲より明るいところが、真っ白になって中身がなくなった状態です。
ピントが合っていない状態
ちがいます。答えは「明るすぎて情報がなくなった状態」。扱える範囲より明るいところが、真っ白になって中身がなくなった状態です。
よくある質問
ダイナミックレンジとは何ですか?
カメラや画面などが扱える、いちばん暗いところからいちばん明るいところまでの幅です。
段(ストップ)とは何ですか?
明るさの差を表す単位で、1段ごとに光の量が2倍になります。
ダイナミックレンジが広いと何がいいのですか?
明るいところと暗いところが同時にある場面でも、白飛びや黒つぶれが起きにくくなります。








