HDRとは
読み:えいちでぃーあーる英語:HDR (High Dynamic Range)
更新日:2026年10月31日
ひとことで
HDR(ハイダイナミックレンジ)とは、従来よりも明るいところから暗いところまでを広く表現できる映像の方式や技術のことです。
ひとに説明するなら
「HDR は、明るさの幅が広い映像。夕日のまぶしさや、夜の街灯のきらめきが、ほんとうに光って見える。ただ、写真の『HDR』は、明るさの違う写真を合成する別の技法を指すことも多いから、話がずれないように気をつけたい」
明るさの幅を広げる
これまでのふつうの映像(SDR)は、表せる明るさの幅に限りがありました。そのため、まぶしい太陽や光る金属は、白く飛んだように表されていました。
HDR の映像は、よりまぶしい明るさまで扱えるので、光が光として、暗がりは暗がりとして、目で見た印象に近い形で表せます。あわせて、より鮮やかな色まで扱える広い色域(Rec.2020 など)も使われます。
段の数は説明のためのイメージです。実際の幅は、機材や設定で変わります。
いくつかの方式
HDR の映像には、HDR10、Dolby Vision、HLG などの方式があります。HLG は放送向けに日本の NHK とイギリスの BBC が共同で開発した方式で、ふつうの画面でも破綻しにくいのが特徴です。
HDR の映像を HDR として見るには、対応した画面と、対応した再生環境が必要です。
写真の「HDR」は別の意味
スマホやカメラの「HDR 撮影」は、明るさの違う写真を何枚か撮って合成し、白飛びや黒つぶれを減らす技法を指すことが多くあります。こちらは、できあがりはふつうの写真(SDR)であることがほとんどです。
同じ「HDR」という言葉でも、映像の方式なのか、写真の合成の技法なのかで意味が違うので、どちらの話かを確かめると誤解がありません。
よくある勘違い
勘違いHDR は、明るさを強くする設定のこと
ほんとうは明るさの「幅」を広げる方式です。暗いところの表現も含めた広さが大切です。
勘違いスマホの HDR 撮影と、HDR の映像は同じもの
ほんとうは写真の HDR は合成の技法、映像の HDR は表示の方式で、別のものです。
COLOR JOURNEY で使うには
COLOR JOURNEY の LUT は、ふつうの映像(SDR、Rec.709)向けです。HDR の作品には、そのままでは使えないので注意してください。
参考になるパレット
クイズ
HDR の映像で広がるのは?
表せる明るさの幅
正解です。答えは「表せる明るさの幅」。HDR は、明るいところから暗いところまでの幅を広げる方式です。
画面の大きさ
ちがいます。答えは「表せる明るさの幅」。HDR は、明るいところから暗いところまでの幅を広げる方式です。
音の大きさ
ちがいます。答えは「表せる明るさの幅」。HDR は、明るいところから暗いところまでの幅を広げる方式です。
スマホの「HDR 撮影」の多くが指すものは?
明るさの違う写真を合成する技法
正解です。答えは「明るさの違う写真を合成する技法」。写真の HDR は、合成によって白飛びや黒つぶれを減らす技法です。
HDR の映像方式
ちがいます。答えは「明るさの違う写真を合成する技法」。写真の HDR は、合成によって白飛びや黒つぶれを減らす技法です。
色域を狭くする設定
ちがいます。答えは「明るさの違う写真を合成する技法」。写真の HDR は、合成によって白飛びや黒つぶれを減らす技法です。
よくある質問
HDR とは何ですか?
従来よりも明るいところから暗いところまでを広く表現できる映像の方式や技術です。
HDR と SDR の違いは?
SDR は従来のふつうの映像で、HDR はそれより広い明るさの幅と、広い色域を扱えます。
HDR を見るには何が必要ですか?
HDR に対応した画面と、対応した再生環境が必要です。
写真の HDR とは何ですか?
明るさの違う写真を合成して、白飛びや黒つぶれを減らす技法を指すことが多いです。








