色域とは

読み:しきいき英語:Color gamut

更新日:2026年10月31日

ひとことで

色域とは、画面やプリンター、色空間などが表すことのできる色の範囲のことです。

ひとに説明するなら

「色域は、出せる色の範囲。画面ごと、印刷ごとに、出せる色の広さが違う。範囲の外の色は出せないので、近い色に置き換わる」

たとえるなら

絵の具セットの色の数に近いものです。12色のセットと24色のセットでは、つくれる色の幅が違います。

出せる色の範囲

人の目が見分けられる色は、とてもたくさんあります。けれど、画面やプリンターが出せる色は、その一部です。どこまでの色を出せるかの範囲を、色域といいます。

色域は、色度図という図の上に、三角形などの形で描いて比べます。三角形が大きいほど、より鮮やかな色まで出せるということです。

0.00.20.40.60.80.00.20.40.60.8xy
  • sRGB/Rec.709
  • Display P3
  • Rec.2020
図1 色度図の上の、sRGB・Display P3・Rec.2020 の色域。外側ほど鮮やかな色です。

よく出てくる色域

名前主な使い道広さのイメージ
sRGBWeb、ふつうの画面基準
Display P3近年のスマホやパソコンの画面sRGB より広い。特に赤や緑が鮮やか
Rec.709ふつうのテレビ放送や映像sRGB と同じ赤・緑・青を使う
Rec.2020HDR などの新しい映像さらに広い

範囲の外の色はどうなる?

色域の外にある色は、そのままでは出せません。近い色に置き換えて表示・印刷されます。

置き換え方には、外側の色だけを境目に寄せる方法や、全体を少しずつ縮める方法などがあります。どちらを選ぶかで、鮮やかな部分の仕上がりが変わります。

よくある勘違い

勘違い色域が広い画面なら、どんな色もきれいに見える

ほんとうは色域が広くても、色の約束(色空間)が合っていなければ、色がずれて見えることがあります。

勘違い色域と色空間は同じもの

ほんとうは色域は「範囲」、色空間は「数字をどの色として扱うかの約束」です。色空間ごとに、色域が決まっています。

COLOR JOURNEY で使うには

COLOR JOURNEY のパレットは、カラーコード(HEX)で表しているので、sRGB の色域の中に収まっています。広い色域の画面でも、ふつうの画面でも、ほぼ同じ色で見ていただけます。

印刷物では、インクで出せる色域がさらに変わります。CMYK の記事もあわせて読んでみてください。

参考になるパレット

クイズ

  1. 色域の外にある色はどうなる?

    そのまま表示される

    ちがいます。答えは「近い色に置き換わる」。出せない色は、範囲内の近い色に置き換えて表示されます。

    近い色に置き換わる

    正解です。答えは「近い色に置き換わる」。出せない色は、範囲内の近い色に置き換えて表示されます。

    黒になる

    ちがいます。答えは「近い色に置き換わる」。出せない色は、範囲内の近い色に置き換えて表示されます。

  2. sRGB より色域が広いのは?

    Display P3

    正解です。答えは「Display P3」。Display P3 は、sRGB より鮮やかな色まで出せる色域です。Rec.709 は sRGB と同じ赤・緑・青を使います。

    Rec.709

    ちがいます。答えは「Display P3」。Display P3 は、sRGB より鮮やかな色まで出せる色域です。Rec.709 は sRGB と同じ赤・緑・青を使います。

    どちらも同じ

    ちがいます。答えは「Display P3」。Display P3 は、sRGB より鮮やかな色まで出せる色域です。Rec.709 は sRGB と同じ赤・緑・青を使います。

よくある質問

色域とは何ですか?

画面やプリンター、色空間などが表せる色の範囲です。

色域と色空間の違いは?

色域は表せる色の範囲、色空間は数字をどの色として扱うかの約束です。色空間ごとに色域が決まっています。

Display P3 とは何ですか?

sRGB より広い色域を持つ色空間で、近年のスマホやパソコンの画面で使われています。

色域を比べる図は何ですか?

色度図という図です。その上に、色域を三角形などで描いて比べます。

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