Rec.709とは

読み:れっくななまるきゅう英語:Rec.709 (ITU-R BT.709)

更新日:2026年10月31日

ひとことで

Rec.709 とは、ハイビジョン(HD)の映像の色を表すための国際的な規格で、ふつうのテレビや映像の色の基準として使われているものです。

ひとに説明するなら

「Rec.709 は、ふつうの映像の色の約束。テレビやネットの動画の多くは、この約束にしたがって色がつくられている。Log で撮った映像を『ふつうの色に戻す』と言うときの、戻す先がこれ」

ハイビジョンの色の約束

Rec.709 は、ITU(国際電気通信連合)が定めた、ハイビジョン映像のための規格です。正式には「ITU-R BT.709」といい、映像の世界では「Rec.709」や「709」と呼ばれます。

どの赤・緑・青を基準にするか、白をどの色にするかといった、色の約束が決められています。ふつうのテレビ放送やネットの動画の多くは、この約束にしたがってつくられています。

sRGB との関係

Rec.709 と、Web の標準の sRGB は、基準になる赤・緑・青と白の色が同じです。そのため、表せる色の範囲(色域)も同じです。

ただ、明るさの段階のつけ方(ガンマ)の扱いには違いがあり、同じ映像でも、テレビ向けの画面とパソコンの画面で、暗いところの見え方が少し違うことがあります。

0.00.20.40.60.80.00.20.40.60.8xy
  • sRGB/Rec.709
  • Rec.2020
図1 Rec.709(sRGB と同じ三角形)と、より広い Rec.2020 の色域。

映像づくりの「戻る先」

Log で撮った映像は、そのままでは白っぽく見えます。それを、ふつうの画面で正しく見える色にするとき、多くの場合 Rec.709 に変換します。変換用の LUT の名前に「709」と入っていることが多いのはこのためです。

HDR の映像では、Rec.709 より広い色の約束(Rec.2020 など)が使われます。

よくある勘違い

勘違いRec.709 と sRGB は、まったく別の色

ほんとうは基準の赤・緑・青と白は同じです。違いは、主に明るさの段階のつけ方の扱いです。

勘違いRec.709 は古いので、もう使われていない

ほんとうは今も、ふつうの映像(SDR)の基準として広く使われています。

COLOR JOURNEY で使うには

COLOR JOURNEY の LUT は、ふつうの色の映像(Rec.709)にかけることを前提にしています。Log で撮った素材は、先に Rec.709 に変換してから使ってください。

参考になるパレット

クイズ

  1. Rec.709 と sRGB で同じなのは?

    基準の赤・緑・青と白

    正解です。答えは「基準の赤・緑・青と白」。色域を決める赤・緑・青と白の色が同じです。

    ファイル形式

    ちがいます。答えは「基準の赤・緑・青と白」。色域を決める赤・緑・青と白の色が同じです。

    画面の明るさの上限

    ちがいます。答えは「基準の赤・緑・青と白」。色域を決める赤・緑・青と白の色が同じです。

  2. Log の映像を「ふつうの色に戻す」とき、戻す先として多いのは?

    Rec.709

    正解です。答えは「Rec.709」。ふつうの映像の基準は Rec.709 です。

    CMYK

    ちがいます。答えは「Rec.709」。ふつうの映像の基準は Rec.709 です。

    PCCS

    ちがいます。答えは「Rec.709」。ふつうの映像の基準は Rec.709 です。

よくある質問

Rec.709 とは何ですか?

ハイビジョン映像の色を表すための国際的な規格です。ふつうのテレビや映像の色の基準として使われています。

Rec.709 と sRGB の違いは?

基準の赤・緑・青と白の色は同じで、色域も同じです。明るさの段階のつけ方の扱いに違いがあります。

Rec.709 と Rec.2020 の違いは?

Rec.2020 は、より広い色域を持つ規格で、4K・8K や HDR の映像で使われます。

関連する言葉

参考